「日本の運命について語ろう 」浅田次郎著を読んで考えてみた。
前回の竹田さんの著書と同様に今回も上記のプレビューや感想文ではなく、この本を読んで自分なりに考えた事を書いていきます😁
では、なぜこの本を読んだのかと言えば、目次の第5章に、
参勤交代から覗く江戸時代のかたち
を目にしたからです。
実は、前々から、江戸時代には関心を持っていて、中々踏み込んでいなかったのですが、この間、社長との車中での会話である話題から藩の話になり、そこから、藩や江戸時代に関する本を数冊読んでる最中にこの本と出会いました。
僕の中で、江戸時代の魅力は、色々ありますが、
約260年間も徳川家一族で継続できたのは何故なのか?
その間の経済や社会の仕組みはどんなものだったのか?
また外国と一度も戦争してないのはなぜなのか?
などに関心があります。
また、日本を県ではなく、藩で見ていくと、意外に繋がる部分がたくさんあるんです。
よくあるのが〇〇県と〇〇県が、仲が悪いなどは藩から考えると、
「なるほどー」と
理解できる事が多いんですよね。
foot brainに出演されてる、勝村政信さんがいつか、
「日本を藩に戻せー」と言ってましたが、
僕もまんざらではないなと思います😄
では、この本の中で印象に残った文を引用します。
「現代の日本は、江戸時代よりも法治国家として、たしかに進歩している。
でも、逆に退行しているんじゃないかなと思うこともしばしばあります。
その一つが寛容です。
杓子定規に善か悪かで分けてしまうのではなく、緩さはあっていい。
たとえば法律的には、善か悪で二分されてしまいますが、その間がある。
白か黒かではなく実際は中間に無数のグレーがあるわけです。
法という概念が人類社会に登場したのは案外新しくそれ以前には、何が社会規範になっていたかといえば礼儀ですよね。
礼が廃れたから、法を作らざるをえなくなったというのが人間社会の流れです。
現代は、法治国家が完成したということなのか法律に触れていないからやってもいいと考える人が多い。
でもそうじゃないですよね。
やはり法よりも大切な礼というものがあります。」
どうですか?
現代はあまりにも物事を二極化しすぎですよね。全てを善か悪かに決めつけようとする傾向があります。
これは、子供の教育の
「〜はしていい、〜はしてはいけない、」
から来てるかもしれません。
基本的に人間は不完全な生き物でミスを犯して、そこから軌道修正していく生き物なのに、その人間間で善か悪かだけを決めつける。
人が人を裁くのはいかがなものかと思います。
まさに完璧を人間に求めてる。
それは無理な話です。
完璧を求めるのはAIに任しとけばいいのではないですかね。
一人一人価値観も違うわけだから、グレーゾーンは必要でしょう。まあ、ガス抜きみたいなもんですけど、あるおかげで、多少心に余裕が生まれると思うのですが、、
それに法律にしても、内容が複雑すぎではないですか?
読んでも頭が良くないのでよく分からないし😩
もし、仮にですよ、
現在よりも良心的な人がたくさんいて、
欲を制限できる人もたくさんいて、
社会やコミュニティーを大切にする人がたくさんいて、
自分の過ちを修正し、次に活かせる人がたくさんいるとすれば、、、
法律ってそんな必要ですかね?
規制をかけるという事は、、、
一つの理由として、残念ながら、道理を外れる人がいるからではないでしょうか?
となれば、、、
お金もどうなのと思います。
あまり、金銭欲がない自分は昔から思ってましたが、、、
お金って本当に、、、、、
まあ、これは価値観の違いがあるので、ここら辺で止めますが、
一つだけ思うのが、年々、
人も社会も質を高めていければいいなぁ
と思います。
これは数字だけ、利益だけをみる成長の意味ではなく、あくまでも質の部分です。
プロ野球選手の例で、
「今年、30本ホームラン打ったので、来年40本が目標です。」
みたいな話をよく聞きますが、
僕から見れば、そんな事考えなくてもいいと思います。
数字だけを追いかけるので、本質的な部分が疎かになってしまう。
大事なのは、怪我なく、一打席一打席をどうするのか? ではないでしょうか。
イチローさんは、常に目の前の一打席の為によく準備し、今、この瞬間を大切にされてたので、結果として、あの大記録をつくり、今もなお、長い現役生活を送っている。
素晴らしいですね。
同様に人間社会も、年々質が高めればどうなるかなぁと思うわけです。
そのきっかけとなりうるのは、現段階では、AIやシンギュラリティや、ベーシックインカムではないかなぁと。
後は、人間がこれらをどう運用していくかだと思います。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました😄
では また次回✋️