七慢
盆の期間に、説法ではないですが、仏教の話を聞く機会がありました。
その中で、人間には、「七慢」があるというのを初めて知り、ちょっと気になったので、自分なりに深く考察してみようかと思います。
では、その 七慢とは何か?
ご存知の方もいるかと思いますが.........
1.慢 (まん)
自分よりも劣っている人に対して自分は優れているんだと優越感を抱き自分と同等の人に対しては同等であると心を高ぶらせること。
2.過慢(かまん)
自分と同等の人に対して自分の方が優れていると思い高ぶり、自分より優れている人に対しては自分と同等とすること。
3.慢過慢(まんかまん)
他人が優れているのに、自分の方が優れていると自惚れ、相手を見下すこと。
4.我慢(がまん)
どこまでも自分の意見を押し通そうとする心で、おごり高ぶり、てんぐになること。
5.増上慢(ぞうじょうまん)
悟ってもいないのに、悟ったと思うこと。
6.卑慢(ひまん)
はるかに優れている人と比べて、自分は少ししか劣っていないと思うこと。
7.邪慢(じゃまん)
徳がないのに徳があるようにみせること。
これらは、全て「自惚れの心」からくるみたいなので、日々謙虚に反省しながら生きていく必要があるらしいのですが.............
ちょっと......🤔
ここで、僕なりに問い立たせてみたいと思います。
これら「七慢」は、僕の意見としては、
人間の本性だと思うのです。
よって、基本的にこれらの感情を無くす事はできないのではないかと、、、
よく考えれば、これら七慢は毎日の生活で、頻繁に、随所に出没しませんか?(笑)
僕の例で言えば、
1〜3の慢、過慢、慢過慢なんて、将棋でオンライン対戦してれば連続で出没してきます。
対戦する前に、相手のレベルやレート数が表示されるので、毎回 これらの感情が出てきますし、対局後、特に負けた場合は3の慢過慢が過剰に出てきます(笑)
まあ、テニス時も同様ですが、何かしら勝負中はよく出てくる感情ではありますね。
4の我慢に対しては、上記の感情は左程少ないのですが、
別の意味の、現状を仕方なく受け入れる、感情を押し殺す、我慢はよくあります。
5の増上慢は、、、、
さすがに無いです😅 悟りまでは考えた事もないですし、、、、、
6の卑慢ですが、これは逆に良い意味で多少持ってもいいのではないかと思ってます。
~ はるかに優れてる人と比べて自分は少ししか劣ってないと思う事 ~
なので、例えば、プロスポーツ選手ですよね。僕から見れば、棋士の羽生さん、藤井さん、テニスで言えば、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、錦織選手、サッカーで言えば、メッシ、ロナウド、ネイマール選手らが値するでしょう。
間違いなく、はるかに優れていますが、彼らは僕と同じ人間です。もし同じ土俵に上がる事を目標にしてるのであれば、モチベーションを維持し続ける要因となるであろう卑慢は持ってもいいのではないかと。
但し、現実の彼等との差は受け入れないといけないですし、差を埋める努力は必須です。
7の邪慢に対しては、
この場合の徳が、何を具体的に差してるのか? はっきりとは分かりませんが、お金に対する富から来る徳ならば、これは現実を受け入れてるので、はっきりと無いです(笑)
しかし、勝負事に結果として負けた場合は、その過程で一つでも、二つでも何か自分なりに新たな発見や得る事があったならば、それは、勝負には負けたが、内心徳する事はあったと思います。
よって、、、、、🤔
これら七慢を、
まずは上手く受け入れる心が大切ではないかと。
状況に応じて、これらが出てきますが、
「いけない! 反省........」 ではなく、
「あっ、出てきたな? じゃーどうするか?」
ではないかと........🤔
日々この繰り返し作業が自分の質をより高めてくれると思うので😄
では また✋️
最後に、、
あのシュートのタイミングの速さ、足の振りの速さ、あのリズム感は日本人には無い感覚だなと。
あの流れに乗ったリズム感を学びたいですね。しかし良い手本が身近で見れるので、これは日本人選手にとってチャンスですよ!
本田監督も、 あっ😅 選手兼監督でしたね。カンボジアやオーストラリアからアジアのレベルを上げようと勢力を尽くしてくれてるので、共に相乗効果でやっていきましょう👍